3日……また3日過ぎてしまった。だが、長い長い戦いの果てに、ついに獄界の中枢が見えてきた!
暗黒の海に浮かぶ巨大な島……直径は100km程だろうか?その中には、高度な文明の街……深い黒色の建造物が、まるで無限に続くように立ち並び、薄赤い光が整然と並んでいた。そして、その街の中心に巨大な宮殿があったのだ!
しかし……
「リバ……レス……遂に来たぞ」
もうすぐ獄王と対面出来るというのに、俺の体はもう限界だった。エファロード、そんな強大な力を休みもせずに使い続けたんだ。
「(ルナー!しっかりしてー!後少しじゃない
のー!)」
リバレスがそう言ったのを聞いたのが最後だった。
「フィーネ、ごめんな」
操作を失った俺の体は、ゆっくり……ゆっくりと虚しく……
悲しく堕ちていった。