〜永遠の旅〜
ずっと一人だと思っていた
人を愛し愛される事も刹那の夢
永遠を描いて見ても儚く脆く
水泡のように現れて消えていった
傷付くのが恐いから
愛される分だけ愛し返せばいい
そんな風に思うようになったのは
いつからだろう
でも君は言ってくれた
永遠に傍にいると
その言葉は弱い私の心に響いた
永遠は容易くない
しかし説得力があった
疑う事で身を守ってきた私は
人を信じるという事が出来なくなっていた
けれど君だけは信じるよ
心から愛する事はもう最後だから
永遠の旅は長く険しい
人は必ず死を迎えて記憶を失う
それでも旅は続けられる
過去も未来も信じているから