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「はいっ!お願いします!」
満面の笑みを見せた。まだ幼さを残しているが、整った顔に輝く無垢な目に秘められた強さ。その笑顔が私に力と心をくれる。今はそう思う。
「わたしは、蝶じゃないからねー!」
そこで、リバレスがまたも私の髪を引っ張った。私はこんな二人に囲まれて幸せだ。