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〜大切だから〜

初めて会った日 雨だった
でも心は澄み渡り 冷たさを感じなかった
二人は遠く離れていたけれど
心はいつも傍にあった

異国の地に想いを馳せ
未来を照らす月と共に思い焦がれた

輪廻より生まれし一筋の光は
心のシンメトリーを光で照らし
闇を切り裂く翼を与えた

いつまでも光を放てると思っていた
焔に溶ける紅月のように

だが人の心は弱く脆くそして幼かった

全てを受け入れ 理解し
傷付け合っても愛する事は容易くない

一人の想いで成り立つ程甘くもない

だから一筋の道は二つに戻った
より強く深く 揺るぎない光になる為に

それを決めた時 空は澄み渡っていた
欠けない月と星々を抱きながら

それは
まるで自分達の目指す姿のようだった

弱ければ焦らず強くなればいい
人を受け入れるのは難しいけれど
無理をせず少しずつ成長すればいい

終わりではなく新しい始まり
「さよなら」じゃなく「またね」

未来の光と幸せを切に願うよ
君はずっと大切だから